松本康氏著、
「奇跡のメガネ」そして「疲れ・頭痛・肩こりが「脳内視力」で治った!」の2冊を読み
「本当の視力」について知った。
本当の視力とは。
眼球視力と脳内視力(視機能・視覚機能)とをあわせてのことになるという。
眼に入った情報(「情報を拾える能力」、これが眼球視力=(一般的な)視力)を、
脳に正確に伝達できているか(これが脳内視力=視機能・視覚機能)、という
2段階の検査によって「本当の視力」が測れるというのだ。
だから、たとえ視力検査で1.5だったとしても、眼に映った情報が脳に正確に届いていなければ
「本当に眼が良い」状態とは言えない、というわけなのだ。
ここから、松本康氏の書籍の一部を抜粋して紹介したい。
「私たちがものを見ると、その見たものが「映像」として頭に入ってきます。
(中略)
「左眼から見えているもの」と「右眼から見えているもの」がそれぞれ別々に脳に届き、
それが脳で一つの映像になるよう処理されて映し出されている結果なのです。
目の前にあるものはもちろん一つですから、
「左眼から見えているもの」と「右眼から見えているもの」が同じなのは当たり前のようですが、
それが当たり前ではなく、右眼と左眼の視線にズレが生じているために、
両眼でしっかり見ることのできない人が3人に一人の割合でいるのです。
(中略)
右眼は1行目を見ているのに、左眼は5行目を見ているという状態になります。」
そういう状態になると、脳は右眼と左眼のズレを合わせようと必死で調整することになるという。
その結果、自分でも自覚がないまま
脳内視力が正常の人の何倍も脳を酷使してしまうのだ。
そして、その脳の(無自覚なる)酷使の結果が、眼の疲れだけでなく、慢性疲労、頭痛、肩こりなどの症状となって出てくるのだそうだ。
また、左右の眼のズレ方もさまざまあるという。
・左右の眼が別々のところを見ている
・どちらかの眼からの情報が7割しか脳に届いていない
・どちらかの眼からの情報が0.05秒遅れて脳に届く
・右眼と左目からの情報が交互に脳に届く
などなど。
これらのズレ、本人が自覚されることはなかなかないのではないだろうか。
仮に、左右の眼が別々のところを見ていたとして
その情報がそのまま脳に伝わっていても、脳はそのズレを知らず知らずのうちに(ちゃんと見えているかのように)調整してくれているのだから・・・・。
これは、検査をしてみないとわからないだろう。
検査をする、という行動を起こすには
本人の自覚、つまりは(私、ちゃんと見えていないのかも・・)というような
思い当たる節が出てくるなどのきっかけが必要になるだろう。
私の場合をお話ししたい。
私自身、なんとなく・・・の自覚はあった。
私は読書が趣味で、ずっと読書をしてきたのだが
ここ最近、本を読むことが苦痛になってきていたのだ。
大好きな本や、興味ある本を集めてきて
いざ読もうとしたら、数十分もしないうちになんだか疲れてきて
読書を中断する、なんてことが増えてきたのだ。
なんとも集中力が続かなくなってきたな・・・なんて、
自分自身の変化を少々残念に思いながら、
でもそんなに危機感を持つこともなく、
(最近仕事が忙しくて、疲れているのだろうか・・・)
と思ったりしてやり過ごしていたのだった。
だが。
松本康氏の「疲れ・頭痛・肩こりが『脳内視力」で治った!」の中で
挙げていた「脳内視力低下が疑われる例」の一つに該当するものがあった。
「脳内視力低下が疑われる例③」として
「年齢とともに活字を追うのに疲れる」
というのがあったのだ。
これを読んだ私は、
(あ・・・・・!!そうだったのか!)
と、妙に腑に落ちた。
それと同時に、この状態を改善する方法を見つけられたのかも、とすごく嬉しくなったことを
よく覚えている。
「なんとなく」感じていた自身の変化に原因を見出し、それを改善すべく自分で行動を起こせる。
それはとても希望が持てることだと思う。
私は、急く気持ちを抑えつつも
視力検査の予約を取ったのだ。それが今年(2023年)2月の終わりのことだった。
前の記事は、予約を取り検査を待つタイミングでそのドキドキを胸に書いたもの。
図らずも、その後の記事更新が止まってしまい、検査を受けた後の報告ができずに今日まで来てしまった。
これから、その視力検査を受けた後のことを綴っていきたい。
(続く・・・・)
<<参考図書>>
松本 康氏著書
◉奇跡のメガネ──だれも知らない「脳内視力」の秘密 (自由国民社)
◉疲れ・頭痛・肩こりが「脳内視力」で治った!: 日本人の“3人に1人”は、この「見る力」が低下している! (王様文庫)
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