前の記事、「『本当の視力』って?」の続き。
「奇跡のメガネ」を読み、
私は本当の意味で「見える」、つまり眼に入った情報が、正確に脳に届けられているのか、
その点に疑問を持ち、脳内視力検査を受けることにした。
脳内視力、つまり視機能の検査を受けた結果、
予測通り、いや想像以上の視力のズレがあることが発覚した。
前のブログでも書いたが、私の中でも少々うっすらとした自覚はあった。
大好きな読書がなかなか進まず、以前と比べて読む分量やスピードが激減していたのだ。
左右の眼が別々のところを見ている。
それは確実だろう、と思っていた。
「左右両眼のズレ」にも度合いがあるようで
1〜2行のズレから、人によっては5〜10行ものずれを生じている場合もあるのだとか。
また、そのズレも縦(上下)にズレている場合と、横(左右)にズレている場合とがあるらしい。
それどころか、縦と横、両方にズレがある場合や、奥行きでのずれを生じている場合などもあるそうだ。
・・・・・私はどのくらい、視力にズレを生じているのだろう。
知りたい気持ちと、知るのが怖い気持ちとが入り混じった状態で迎えた検査日。
検査の種類は数種類あった。
最初は、眼球検査。お馴染みの視力検査である。
その後は、壁近くにある図を片方ずつの眼で見てどう見えるか、を伝えるといったものから、
次々と行われる、初めての「視機能検査」。
最後に行った検査がとてもとても印象的だった。
というか、検査を行いながらも自分の視点のズレがあまりにも大きすぎて
我が事ながらショックを受けたからだった、
私は “30行” もの視点のズレがあった。
30行・・・・・・・・!!!
例えば、右眼が1行目を見ていたとしたら、
左眼は30行目を見ている・・・・つまりはそんな状態らしいのだ。
なんだか物理的にも突飛すぎて、にわかには信じられない結果に
衝撃を受けてしまった私。
検査をしてくださった先生にも、
「そりゃあ、こんなにもズレていたら疲れるでしょう!」と言われ、
そうか、私は知らずに自分の脳を酷使していたのだなぁ、、、、と
ショックを受けながらも、なんだか自分に申し訳ない気持ちになっていた。
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